外交戦略的行動(読み)がいこうせんりゃくてきこうどう(英語表記)diplomatic-strategic conduct

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外交戦略的行動」の意味・わかりやすい解説

外交戦略的行動
がいこうせんりゃくてきこうどう
diplomatic-strategic conduct

フランスの政治思想家 R.アロン概念国家間システムにおける国家の対外行動を指す。「外交官」と「軍人」が国家の象徴的役割を担うことからこう呼ばれる。アロンによれば,国際関係論とは,この外交戦略的行動の「歴史的選択の諸条件」を示すこと,すなわち外交官と軍人が戦争状態を特徴とする国際社会において,どれだけ拘束されており,また逆にどれだけ選択の余地があるかを主たる探求対象とする学問である,ということになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android