外寄る(読み)トヨル

デジタル大辞泉 「外寄る」の意味・読み・例文・類語

と‐よ・る【外寄る】

[動ラ四]本来のものから外れた方に寄る意》後世になる。当世風になる。
たへにをかしき事は、―・りてこそ書き出づる人々ありけれど」〈梅枝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外寄る」の意味・読み・例文・類語

と‐よ・る【外寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 後世の風俗になる。後世風に近づく。当世風になる。
    1. [初出の実例]「たへにをかしきことは、とよりてこそ書き出つる人人ありけれと」(出典:源氏物語(1001‐14頃)梅枝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android