外来語表記(読み)がいらいごひょうき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「外来語表記」の意味・わかりやすい解説

外来語表記
がいらいごひょうき

1991年(平成3)2月、文部大臣諮問機関である第18期国語審議会が、新しい外来語表記を公表、6月に新表記が告示された。その特徴は「仮名を音との対応において用いるという立場にたち、かつ慣用を尊重する」という姿勢で、一般社会に定着している慣用的な発音と表記を重視している。従来の100の仮名のほか、新たに33の仮名を取り上げた。「シェ」「ディ」「ヴァ」「ドゥ」などの表記が認められ、「シェパード」「ヴェネチア」などとも書くことができるようになった。なお、国語審議会は2001年より、文部科学省に新設された文化審議会国語分科会に引き継がれた。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android