外界(読み)がいかい

精選版 日本国語大辞典 「外界」の意味・読み・例文・類語

がい‐かい グヮイ‥【外界】

〘名〙 外の世界。あるものをとりまく、まわりの存在哲学では、自己意識から独立して存在するすべてのものをいう。客観的世界。⇔内界。〔哲学字彙(1881)〕
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「書斎に吸ひ付いて、嘗て外界に向って口を開いた事がない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「外界」の意味・読み・例文・類語

がい‐かい〔グワイ‐〕【外界】

外の世界。まわりの世界。
哲学で、意識から独立してその外部に存在するすべてのもの。客観的実在の世界。⇔内界
[類語]外方外部域外圏外枠外埒外外側そとがわ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「外界」の読み・字形・画数・意味

【外界】がいかい

外部。

字通「外」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android