外神社(読み)とかみしや

日本歴史地名大系 「外神社」の解説

外神社
とかみしや

山上の丸搦手より宮内みやうち口に下る道筋南東の少し下がった尾根に、円護寺えんごじ側へ二、三〇間張出した場所がある。その先端に巨岩があって、その前に小祠があり、外神社とよばれた(鳥府志)十神とかみ社とも記される。起源は不詳だが、「因幡民談記」には「此神本院左大臣時平公ヲ祝ヒアガメシ神」と伝えるとも、また戦国乱世の最中久松山合戦があった時、討取られた者の首一〇を当地に埋めておいたところ、その後往来の人に祟りがあったので社を造り祀ったという口碑も記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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