外記ガカリ(読み)げきがかり

世界大百科事典(旧版)内の外記ガカリの言及

【外記節】より

大薩摩節が後年長唄に吸収されたこともあって,外記節の楽風は大薩摩とともに長唄に残ったといわれる。《外記猿》《石橋(しやつきよう)》(《外記節石橋》)《傀儡師(かいらいし)》を長唄における外記節の代表曲とするが,これらは大薩摩節で,わずかに三味線音楽の中に〈外記ガカリ〉(カカリ)としてその片鱗を伝えるにすぎない。なお河東節でも《傀儡師》《泰平住吉踊》を外記節からの預り浄瑠璃としているが,これは完全な河東節になっている。…

※「外記ガカリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android