出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
金額が外国通貨(外貨)で表示される手形をいうが,通常は外国通貨で表示される外国為替手形(振出地と支払地が国を異にしている手形。貿易決済に広く用いられる)をいう。これに対し,自国通貨(邦貨)で表示されるものを自国通貨手形(邦貨手形)という。外貨手形の表示通貨は取引の相手国通貨に限らず,第三国通貨の場合もある。外貨手形であるか,邦貨手形であるかによって,為替相場変動のリスクを負担するものが異なる。すなわち,外貨手形の邦貨代り金は,原則として手形の買取時もしくは支払時にそのときの為替相場で換算のうえ受払いされるからである。どのような通貨が表示通貨として選ばれるかは,取引当事者の力関係のほか,国際的にその価値が安定していることなどによる。ただし,石油やその他1次産品などの国際商品は,慣行として米ドルまたは英ポンドで建値されるため,これら商品の取引にかかわる手形は,アメリカやイギリスなどを除く国の取引当事者にとってはすべて外貨表示となる。日本の場合,現在輸出の約3割が邦貨建て(円建て)で行われているが,輸入については円建ての比率は1~2%にとどまっている。
執筆者:河西 宏之
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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