多ウクラード社会(読み)たうくらーどしゃかい

世界大百科事典(旧版)内の多ウクラード社会の言及

【ウクラード】より

…この用語法は,ロシア革命後資本主義から社会主義への過渡期にあったソビエト経済について,レーニンが五つのウクラード(家父長的現物経済,小商品生産,私経済的資本主義,国家資本主義,社会主義)の存在を指摘して以来,マルクス経済学において広く普及するようになった。 レーニンの指摘のように,経済的社会構成体のある時代から次の時代への移行期には多かれ少なかれ複数のウクラードをもつ社会(多ウクラード社会)が現れる。また個々の具体的な社会の経済構造は,すでにできあがった構成をとっている場合でも,ひとつの基本的な支配的ウクラードのほかに副次的な従属的ウクラードが存在する。…

※「多ウクラード社会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android