デジタル大辞泉 「多国間主義」の意味・読み・例文・類語 たこくかん‐しゅぎ【多国間主義】 3か国以上の国家が、共通の原則や規範に基づいて意思決定を行い、協調して行動すること。マルチラテラリズム。→二国間主義 →単独行動主義 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「多国間主義」の意味・わかりやすい解説 多国間主義【たこくかんしゅぎ】 通称マルチラテラリズム。多角的構想主義とも。国際貿易において,2国間の問題でも他国へ不利益をもたらさないように,世界全体の枠組みの中で調整されるべきだという考え方。政治・経済分野での国際的相互依存が強まる中で強調されてきた。この考え方はGATT(関税貿易一般協定)に生かされ,多角的貿易交渉としてはケネディ・ラウンド(1964年−1967年),東京ラウンド(1973年−1979年)などがあった。ウルグアイ・ラウンド(1986年−1993年)は新しい多角的貿易交渉として注目され,それがWTO(世界貿易機関)に引き継がれている。→関連項目二国間主義 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報