多田智満子(読み)タダ チマコ

20世紀日本人名事典 「多田智満子」の解説

多田 智満子
タダ チマコ

昭和・平成期の詩人,エッセイスト 英知大学名誉教授。



生年
昭和5(1930)年4月1日

没年
平成15(2003)年1月23日

出生地
福岡県福岡市博多区

出身地
東京

本名
加藤 智満子(カトウ チマコ)

学歴〔年〕
慶応義塾大学文学部英文学科〔昭和30年〕卒

主な受賞名〔年〕
現代詩女流賞(第5回)〔昭和55年〕「蓮喰いびと」,井植文化賞(文芸部門)〔昭和56年〕,現代詩花椿賞(第16回)〔平成10年〕「川のほとりに」,読売文学賞(詩歌俳句賞 第52回)〔平成13年〕「長い川のある国」

経歴
詩人、評論家として活躍したほか、フランス語を中心に翻訳の仕事も手がけた。主著に、詩集花火」「贋の年代記」「多田智満子詩集」「蓮喰いびと」「祝火」「川のほとりに」「長い川のある国」、エッセイ「花の神話学」「夢の神話学」「森の世界爺」「十五歳の桃源郷」、評論「鏡のテオーリア」「宇遊自在ことばめくり」、訳書ユルスナール「ハドリアヌス帝の回想」「東方綺譚」、ケッセルライオン」、「サン・ジョン・ペルス詩集」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多田智満子」の解説

多田智満子 ただ-ちまこ

1930-2003 昭和後期-平成時代の詩人,エッセイスト,翻訳家。
昭和5年4月1日生まれ。「たうろす」同人。昭和62-平成14年英知大教授。「花火」「薔薇宇宙」「贋の年代記」などを発表し,昭和55年「蓮喰いびと」で現代詩女流賞,平成10年「川のほとりに」で現代詩花椿賞。13年「長い川のある国」で読売文学賞。歴史や神話の豊富な知識をもとにした知的風格を感じさせる詩がおおい。訳書にユルスナール「ハドリアヌス帝の回想」,「サン=ジョン・ペルス詩集」,評論に「鏡のテオーリア」など。平成15年1月23日死去。72歳。福岡県出身。慶大卒。本名は加藤智満子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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