多重効用蒸発(読み)たじゅうこうようじょうはつ(英語表記)multiple effect evaporation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多重効用蒸発」の意味・わかりやすい解説

多重効用蒸発
たじゅうこうようじょうはつ
multiple effect evaporation

化学プロセスでは,カセイソーダ水溶液や塩水などを加熱・蒸発させて濃縮するいわゆる蒸発操作がしばしば使用されている。蒸発してくる蒸気加熱蒸気として別の蒸発缶に用いるといったように,逐次発生した水蒸気熱源として多重に用いる蒸発操作を多重効用蒸発という。2重効用から7重効用が多く用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android