多重通信方式(読み)たじゅうつうしんほうしき(英語表記)multichannel telecommunication system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多重通信方式」の意味・わかりやすい解説

多重通信方式
たじゅうつうしんほうしき
multichannel telecommunication system

1つの通信回線 (有線,無線) で複数の情報信号を同時に送る通信方式。複数の信号でそれぞれ周波数の異なる搬送波を変調して周波数軸上に並べる周波数分割多重と,信号をパルス変調して時間軸上で一定時間間隔にずらす時分割多重が代表的である。1つの通信回線を多重に使用できるので,経済的で,データ符号や電話などの伝送に広く用いられており,1本の同軸ケーブルあるいは1つの電波で数千ないし1万チャンネル以上の電話を同時に伝送できる方式も実用されている。このように多重度の高いものを超多重通信方式という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android