夜光る玉(読み)ヨルヒカルタマ

デジタル大辞泉 「夜光る玉」の意味・読み・例文・類語

よるひかる‐たま【夜光る玉】

夜のやみの中で光を放つという宝珠夜光の玉。
「―といふとも酒飲みて心をるにあにしかめやも」〈・三四六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜光る玉」の意味・読み・例文・類語

よる【夜】 光(ひか)る玉(たま)

  1. 暗夜に光を放つという宝珠。特に昔、中国で随侯が蛇を助けて、その蛇から授かったと伝えられる玉をいう。夜光のたま。
    1. [初出の実例]「夜光(よるひかる)(たま)といふとも酒飲みて情(こころ)をやるにあにしかめやも」(出典:万葉集(8C後)三・三四六)

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