夜叉袋村(読み)やしやふくろむら

日本歴史地名大系 「夜叉袋村」の解説

夜叉袋村
やしやふくろむら

[現在地名]八郎潟町夜叉袋

八郎潟東岸に位置し、羽州街道に沿う。北は真坂まさか村、南は一日市ひといち村、東は小池こいけ村に接する。字名にえぞみなとがあり、往古馬場目ばばめ川の流路筋で、湖岸沿いの入江に船着場があったと推定される。村内には貞和四年(一三四八)、同五年などの紀年銘をもつ板碑がある。

天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡知行目録写(秋田家文書)に「百七拾九石八斗四升壱合 夜叉ふくろ村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android