夜摩(読み)ヤマ

デジタル大辞泉 「夜摩」の意味・読み・例文・類語

やま【夜摩】

《〈梵〉Yāmaの音写ヒンズー教の神。赤目、黒光りする肌で、黄衣を着て縄を手に、人体から霊魂を力任せに引き抜き去るという。死に神よりも懲悪的性格が強い。仏教でいう閻魔えんま王の原形と考えられる。

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精選版 日本国語大辞典 「夜摩」の意味・読み・例文・類語

やま【夜摩】

(Yāma の音訳。またはSuyāma 須夜摩の略。善時・時分などと訳す) 仏語
[1] 〘名〙 夜摩天(やまてん)のこと。また、その天の主。〔大智度論‐九〕

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