夜間瀬本郷古墳群(読み)よませほんごうこふんぐん

日本歴史地名大系 「夜間瀬本郷古墳群」の解説

夜間瀬本郷古墳群
よませほんごうこふんぐん

[現在地名]山ノ内町大字夜間瀬

夜間瀬本郷の字伊勢宮いせみやは縄文中期の遺跡で知られていたが、最近完形に近いいわゆる柄鏡型の敷石遺構が発見されて注目を集めている。これに隣る字東町ひがしまちには横穴式石室円墳が存在する。第一号墳は東西約二三・一二メートル、南北約二六・四五メートル、高さ約六メートル、内部の全長は一〇・三メートル、玄室の奥行は約五メートルで玄室と天井には巨大な石を用い、六世紀後半のものである。第二号墳はその構造が前者にほぼ同じで石室の一部が露出し、羨道は破壊されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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