夜霧(読み)ヨギリ

デジタル大辞泉 「夜霧」の意味・読み・例文・類語

よ‐ぎり【夜霧】

夜に立つ 秋》山国の―に劇場しばゐ出て眠し/水巴
[類語]ガススモッグ雲霧朝霧夕霧狭霧海霧かいむ海霧うみぎり煙霧濃霧

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精選版 日本国語大辞典 「夜霧」の意味・読み・例文・類語

よ‐ぎり【夜霧】

  1. 〘 名詞 〙 夜間発生する霧。夜にたつ霧。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「ぬばたまの夜霧(よぎり)の立ちておほほしく照れる月夜の見れば悲しさ」(出典万葉集(8C後)六・九八二)
    2. 「列車は〈略〉薄い夜霧の中へ、静かに動き始めた」(出典:春の城(1952)〈阿川弘之〉二)

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普及版 字通 「夜霧」の読み・字形・画数・意味

【夜霧】やむ

夜ぎり。

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