夜頃(読み)ヨゴロ

デジタル大辞泉 「夜頃」の意味・読み・例文・類語

よ‐ごろ【夜頃/夜来】

このところ毎夜。
「―のぼらせ給ひて」〈栄花浅緑
夜のあいだ。
「―物語りなどして明かすを」〈顕綱集・詞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜頃」の意味・読み・例文・類語

よ‐ごろ【夜頃・夜来】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夜の数が重なること。幾夜かの夜。数夜。また、このところ毎晩。
    1. [初出の実例]「さてよごろ上らせ給て、吉(よき)夜してあべい事どもなどものせさせ給」(出典:栄花物語(1028‐92頃)浅緑)
  3. 夜のあいだ。夜のうち
    1. [初出の実例]「さみだれの頃よころ物がたりなどしてあかすを」(出典:讚岐入道集(1104‐06頃))

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