大代横穴古墳群(読み)おおしろよこあなこふんぐん

日本歴史地名大系 「大代横穴古墳群」の解説

大代横穴古墳群
おおしろよこあなこふんぐん

[現在地名]多賀城市大代五丁目

松島丘陵の一部が海岸線に向かって樹枝状に延びた標高約一五メートルの丘陵西斜面および南斜面に立地。昭和五九年(一九八四)の調査で三六基の横穴が確認され、うち一六基について発掘調査が行われた。いずれの横穴も自然崩落していたり、人為的破壊を受けており、完全な形で残存するものはない。比較的良好に残っている横穴では、玄室・玄門・羨道部の構造を有している。また玄門前において、凝灰岩の切石や自然の河原石による閉塞施設が認められる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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