百科事典マイペディア 「大倉商事[株]」の意味・わかりやすい解説 大倉商事[株]【おおくらしょうじ】 旧大倉財閥の中心企業で,貿易商社の先駆的存在だった。1873年大倉喜八郎が大倉組商会を創業。1911年大倉組として設立。1918年現社名に変更。戦後,機械販売を通じてテレビ放送の普及や鉄鋼一貫生産体制の確立に貢献したことで知られる。1964年に日本鋼管・新日本製鐵の指定問屋・岸本商店を合併し,機械専門商社から総合商社へと転換。1987年宇宙航空分野に進出。しかしバブル期に拡大した不動産事業が失敗し,財務体質が悪化,会社更生法による再建も断念し1998年8月に自己破産を申請した。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報