大元通制(読み)たいげんつうせい(英語表記)da yuan tong zhi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大元通制」の意味・わかりやすい解説

大元通制
たいげんつうせい
da yuan tong zhi

中国,元の英宗至治3 (1323) 年に頒行された法書律令のような法典 (元代には存在しなかった) とは異なって,それぞれ成立の日付を付された数多くの単行法令および裁判例を集録したものである。制詔条格断例別類の4部に分れていたと伝えられる。うち条格の一部分が現在も伝存し,『通制条格』という名で 1930年,複刻刊行されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android