大十二指腸乳頭(読み)だいじゅうにしちょうにゅうとう(英語表記)major duodenal papilla

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大十二指腸乳頭」の意味・わかりやすい解説

大十二指腸乳頭
だいじゅうにしちょうにゅうとう
major duodenal papilla

ファーテルの乳頭ともいう。十二指腸下行部の後内壁にある隆起で,ここに総胆管膵管が開口する。この上方2~3cmのところには小十二指腸乳頭があって,副膵管が開く。

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世界大百科事典(旧版)内の大十二指腸乳頭の言及

【十二指腸】より

…第2部中部の内側には,総胆管が主膵管と合流しつつ開口し,膵液や胆汁の流入口となっている。この開口部は粘膜上に隆起しており,主乳頭(または大十二指腸乳頭,ファーター乳頭Vater’s papilla)とよばれる。導管開口部にはオッディ筋Oddi’s sphincterがとりまき,膵液,胆汁の分泌を調節している。…

※「大十二指腸乳頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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