大半田村(読み)だいはんだむら

日本歴史地名大系 「大半田村」の解説

大半田村
だいはんだむら

[現在地名]藤島町大半田

あか川右岸に位置し、東は幕野内まくのうち村、西は押口おさえぐち(現羽黒町)。江戸街道が通り、一里塚があった。寛文九年(一六六九)検地帳新道下しんみちしたという地名があり、近世初期に当村を通るように改められたものとみられる。赤川には渡場や河戸(舟着場)があった(藤島町史)。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高四四八石余、以後庄内藩領。寛永三年庄内高辻帳では高七一七石余。弍郡詳記では免四ツ九分、家数三五。慶長一九年(一六一四)の登り坂分年貢済口状(閑散文庫)には、左馬助請取分三四石余があり、最上氏の蔵入地のほかに左馬助なる者の知行地があったとも考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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