大和歌・倭歌(読み)やまとうた

精選版 日本国語大辞典 「大和歌・倭歌」の意味・読み・例文・類語

やまと‐うた【大和歌・倭歌】

[1] 〘名〙
① 日本固有の歌。多く、唐歌(からうた)に対して和歌をいう。
古今(905‐914)仮名序やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」
※後鳥羽院御口伝(1212‐27頃)「やまと哥を詠ずるならひ、昔より今にいたるまで、人のいさめにもしたがはず」
雅楽の国風の歌。新嘗祭前夜、大直日歌(おおなおびのうた)にひきつづいて奏される。大和歌、大歌(おおうた)田歌などがある。大和歌、大歌には舞があり、倭舞は大和歌で、五節舞は大歌で舞われる。
[2] 雅楽の曲名。国風の歌舞。倭舞の時に歌われる曲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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