大唐内典録(読み)ダイトウナイテンロク(英語表記)Da-tung neidian-lu

デジタル大辞泉 「大唐内典録」の意味・読み・例文・類語

だいとうないてんろく〔ダイタウナイテンロク〕【大唐内典録】

中国、唐代の仏教書。10巻。道宣編。664年成立。「歴代三宝紀」「法経録」「仁寿録」や西明寺蔵経を参照して編集した一切経の目録。後漢以後の経典集録。内典録。道宣録。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大唐内典録」の意味・わかりやすい解説

大唐内典録
だいとうないてんろく
Da-tung neidian-lu

中国,唐の高宗の麟徳1 (664) 年西明寺で編集された『一切経』の目録。『内典録』と略称される。澄照律師道宣の撰述。 10巻。後漢から麟徳1年までの 600年間の訳経論を録出したもので,隋の三大経録『歴代三宝紀』『法経録』『仁寿録』の長所を収め,短所を整理して作成されたものである。

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