大土地村(読み)おおどちむら

日本歴史地名大系 「大土地村」の解説

大土地村
おおどちむら

[現在地名]大社町杵築西きづきにし

なか村の南に位置し、東は市場いちば村、西は日本海に臨む。杵築六ヵ村の一つ。江戸時代は杵築大社(出雲大社)領で国造千家家の支配下に属し、西支配といわれた(杵築旧懐談)。門前町杵築の一角を形成している。中世は杵築のうちに含まれ、康永二年(一三四三)六月八日の国造出雲清孝知行宛行目録(千家家文書)に大土地村とみえる。元亀三年(一五七二)四月二〇日の国造千家義広知行宛行状(同文書)には「小土地」がみえ、現在地内小土地こどちの通称が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android