大塚神社(読み)おおつかじんじや

日本歴史地名大系 「大塚神社」の解説

大塚神社
おおつかじんじや

[現在地名]宮崎市大塚町 原ノ前

南流する大淀川の右岸はるまえにある。祭神は玉依姫命・品陀和気命・息長帯姫命。旧村社。当社に残る安永九年(一七八〇)の棟札によれば、斉衡年間(八五四―八五七)に土持左衛門尉景綱が宇佐八幡を勧請して創建したと伝えるが、同社領大墓おおつか別符の鎮守として勧請されたと考えられる。文永元年(一二六四)飫肥伊東氏の祖藤原祐時により再興され、以降再興を繰返してきた。弘治二年(一五五六)六月吉日の土田帳写(予章館文書)に大塚八幡領として大塚内に田三町二反・修理田三反・釘作田一反、畑四反と屋敷四ヵ所がみえる。諸品控日記帳(渡辺家文書)には安政三年(一八五六)八幡宮がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android