大多喜(読み)おおたき

精選版 日本国語大辞典 「大多喜」の意味・読み・例文・類語

おおたき おほたき【大多喜】

千葉県南東部、夷隅(いすみ)川中流域の地名中世からの城下町天然ガスが豊富。小田喜(おだき)

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改訂新版 世界大百科事典 「大多喜」の意味・わかりやすい解説

大多喜[町] (おおたき)

千葉県南部,夷隅(いすみ)郡の町。人口1万0671(2010)。房総丘陵の山間部にあり,夷隅川養老川の上流域を占める。中心集落の大多喜は夷隅川中流の沿岸にあり,近世大多喜藩の城下町であった。明治以降も夷隅郡の行政・文化の中心であるが,現在は山間部をはじめ周辺地域の人口減少のため商業中心としての機能は低下している。農業は米作が中心で,関東一のたけのこの産地でもある。昭和初期から天然ガスの採取が行われ,同時に産出する地下かん水からヨードが製造されている。大多喜城本丸跡には天守閣を模した県立総南博物館がつくられている。また養老川上流の麻綿原高原はアジサイの名所として知られる。いすみ鉄道線,小湊鉄道線が通じる。
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