大夫元(読み)たゆうもと

精選版 日本国語大辞典 「大夫元」の意味・読み・例文・類語

たゆう‐もとタイフ‥【大夫元】

  1. 〘 名詞 〙 演劇演芸などの興行責任者。俳優裏方をやとって一座を組織し、これを金主座主に売り込んで興行する人。江戸時代には俳優の上に立つ監督者であり、江戸では座元がこれを兼ねた。
    1. [初出の実例]「俄に太夫本(モト)するのよしにて金子千弐百両借給へと」(出典:浮世草子・椀久二世(1691)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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