大山(大分県)(読み)おおやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大山(大分県)」の意味・わかりやすい解説

大山(大分県)
おおやま

大分県北西部、日田(ひた)郡にあった旧町名(大山町(まち))。現在は日田市の中央部にあたる地域。1969年(昭和44)町制施行。2005年(平成17)日田市に編入。旧町名は近世以来の地方名にちなむ。更新世(洪積世)安山岩山地が広く、大山川筑後(ちくご)川の上流)が南から北へ貫流し、国道212号がほぼこれに沿う。1972年発電と洪水防止用の松原ダムが完成し、釣り客でにぎわっている。スギヒノキの美林は広いが、田畑に乏しく、ウメクリスモモの生産と加工に力を入れている。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android