大山新村(読み)おおやましんむら

日本歴史地名大系 「大山新村」の解説

大山新村
おおやましんむら

[現在地名]篠山市大山新

大山中村の西部に位置し、南に波賀尾はがお岳がある。向筋坪むかいすじつぼに水谷刑部が居館していたという森本もりもと古館があったと伝える。大山中村から分立したという。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「大山之内新町」とみえ、高二〇〇石余。「丹波志」に大山庄大山中のうち「大山新田」とみえ、高一八一石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では大山組のうち新村とあり、家数三五・人数一五七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android