大島(愛知県)(読み)おおしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大島(愛知県)」の意味・わかりやすい解説

大島(愛知県)
おおしま

愛知県蒲郡市(がまごおりし)三谷(みや)海岸から南西方約3キロメートル沖合いにある島。無人島。三河大島(みかわおおしま)ともいう。蒲郡市沿岸海域には竹島、大島、小島、仏島など片麻(へんま)状花崗(かこう)岩からなる小島が散在するが、最大の島が大島。面積0.06平方メートル。最高点約44メートル。『東三河地区の地盤』(松沢勲(いさお)著)によると、蒲郡市東部地区は、片麻状花崗岩からなる山地とあり、竹島、大島などはその連続と考えられる。東西約800メートルの大島東海岸の突出した州の北側が急傾斜になっているのは沿岸潮流の影響。国指定天然記念物ナメクジウオの生息地。潮干狩や海水浴客でにぎわう。夏期には蒲郡から定期船がある(15分)。

[伊藤郷平]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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