日本大百科全書(ニッポニカ) 「大崎(町)」の意味・わかりやすい解説
大崎(町)
おおさき
鹿児島県東部、曽於郡(そおぐん)にある町。大隅半島(おおすみはんとう)東部に位置する。1936年(昭和11)町制施行。旧国鉄大隅線はバスに転換。町の大部分はシラス台地。南東部は志布志(しぶし)湾に面し「くにの松原」とよばれる白砂青松の砂丘が続く。日南(にちなん)海岸国定公園に含まれる。歴史が古く、国の史跡に指定された横瀬古墳をはじめ多くの史跡があり、古墳時代の繁栄をしのばせる。産業は農業中心で米、サツマイモ、ミカンを栽培するほか、ブロイラーや肉牛、ブタなどの畜産が盛んである。面積100.67平方キロメートル、人口1万2385(2020)。
[平岡昭利]
『救仁郷断二著『大崎町史』(1951・同書刊行会)』▽『『大崎町史』(1975・大崎町)』