大影村(読み)おおかげむら

日本歴史地名大系 「大影村」の解説

大影村
おおかげむら

[現在地名]市場町大影

犬墓いぬのはか村の北に位置し、吉野川支流の日開谷ひがいだに川の源流域にあたる。阿波郡の北端、讃岐国境に近く、同国五名ごみよう(現香川県白鳥町)を形成する五ヵ所の一つに大楢おおならがあるが、当村の旧称が大楢というのも(阿波志)、もとはこの大楢と一括される郷村であったことを示す。文明一〇年(一四七八)七月一六日の旦那売券(米良文書)に「阿波国大な(らカ)寺」とみえ、仙寿房源珎が当寺の先達門弟引の旦那を一〇貫文で花蔵院に売渡しているが、当地である可能性がある。慶長一〇年(一六〇五)頃は「奈良」は讃岐国分で、その境が判然としていなかったため両国の争いとなり、のち「大奈良」の七〇〇町余が阿波国分となったので、国境の紛らわしい箇所に番所を立て、松永家が管轄し、日開谷村の御鉄砲持の家が輪番で勤めてきたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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