大悟(読み)たいご

精選版 日本国語大辞典 「大悟」の意味・読み・例文・類語

たい‐ご【大悟】

〘名〙 (「だいご」とも)
① はっきりと理解すること。
※応永本論語抄(1420)学而第一「一貫を大悟するは早年の事なり」 〔後漢書‐王常伝〕
仏語。迷妄を脱却してさとりの境界を得ること。欲望を捨ててさとりの境界にも滞らないこと。さとりをひらくこと。
正法眼蔵(1231‐53)大悟「このゆゑに大悟現成し、不悟至道し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「大悟」の意味・読み・例文・類語

だい‐ご【大悟】

[名](スル)《「たいご」とも》
はっきりと理解すること。
最初一寸解らなかったが…豁然かつぜん―した」〈木下尚江良人の自白
仏語。迷妄を脱して真理を悟ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大悟」の読み・字形・画数・意味

【大悟】たいご

大いに悟る。〔後漢書、王常伝〕劉伯升、常を見てくに合從の利を以てす。常、大悟して曰く、王弑、天下を殘す。今劉氏は~ち眞なりと。~に常と深く相ひ結びて去る。

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android