大晦(読み)オオツゴモリ

精選版 日本国語大辞典 「大晦」の意味・読み・例文・類語

おお‐つごもりおほ‥【大晦・大晦日】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 一年の最終の日。一二月のみそか。おおみそか。大歳(おおとし)。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「唐には一年に四度逐灘がある。ここには大つこもりばかりにするぞ」(出典:古活字二巻本日本書紀抄(16C前)一)
  2. [ 2 ] ( 大つごもり ) 短編小説。樋口一葉作。明治二七年(一八九四発表。貧しさゆえに主人の金を盗む女性を描く。

おお‐つもごりおほ‥【大晦・大晦日】

  1. 〘 名詞 〙 「おおつごもり(大晦日)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「除夜の大つもごりの中宗の諸の王たちをあつめて酒宴さしむたぞ」(出典:玉塵抄(1563)五一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む