大曽根(読み)おおぞね

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大曽根」の意味・わかりやすい解説

大曽根
おおぞね

名古屋北東部の副都心。東区と北区にまたがる地域。江戸時代は北東の玄関口、瀬戸街道、下(した)街道(国道19号)の起点で、宿場町の観があった。明治に入っては中央本線、瀬戸電鉄(現、名古屋鉄道瀬戸線)の駅もでき、盛り場は東大曽根地区に移った。名鉄瀬戸線によって窯業生産の瀬戸市と結ばれ、大曽根一帯には絵付工場が多く、また三菱(みつびし)電機その他の近代的工場群もある。そのほか、市営地下鉄名城線、大曽根駅がある。また付近には徳川美術館、野球場「ナゴヤドーム」がある。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android