大曾根浦(読み)おおそねうら

日本歴史地名大系 「大曾根浦」の解説

大曾根浦
おおそねうら

[現在地名]尾鷲市大曾根浦

尾鷲湾南岸のほぼ中央、向井むかい村の東にあり、南は八鬼やき山が背後に迫る。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「尾鷲之内大曾禰村」と記される。江戸時代初期に尾鷲組に属する。寛文(一六六一―七三)の頃大曾根浦と改称。寛政五年(一七九三)の大差出帳(尾鷲組大庄屋文書)に家数二八、人数一五〇、網数一一(名吉一・三・海老四・三)、船数一四(廻船一・さっぱ船一三)と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android