大曾根(読み)おおぞね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大曾根」の意味・わかりやすい解説

大曾根
おおぞね

愛知県名古屋市栄町の都心から北東 4kmの地点にあり,東区と北区にまたがる大曾根駅周辺の地区。城下町時代の名古屋の北東の玄関口で,名古屋と中山道を結ぶ下街道 (善光寺街道) や瀬戸街道の道筋にあり,宿場町の観があった。明治以降,中央本線,名古屋鉄道瀬戸線が開通して駅が東に設置されたので,旧大曾根に代って東大曾根一帯に商店街が形成された。その後市電が開通し,第2次世界大戦時の戦災もまぬがれて,繁華街として発展している。地下鉄名城線が通る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android