大正島(読み)たいしようじま

日本歴史地名大系 「大正島」の解説

大正島
たいしようじま

尖閣せんかく諸島の一島で赤尾せきび嶼ともいう。行政的には石垣市登野城とのしろに所属。魚釣うおつり島の東北東約一二〇キロに位置し、同諸島では最も東にある。一九九九年(平成一一年)現在の面積〇・〇四一平方キロ。ほぼ東西方向に細長い高島で、最高標高は東部の山の七五メートル。嘉靖一三年(一五三四)の冊封正使陳侃の「使琉球録」に「赤嶼」、「指南広義」に「赤尾嶼」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大正島」の解説

大正島

沖縄県石垣市、石垣島北北西約175kmに浮かぶ島嶼群、尖閣諸島を構成する島のひとつ久米島に近く、「久米赤島」とも呼ばれる。琉球王国時代の文書には「赤尾嶼(せきびしょ)」として記載されている。

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世界大百科事典(旧版)内の大正島の言及

【尖閣諸島】より

…石垣市に属する。魚釣(うおつり)島,黄尾嶼(こうびしょ)(久場(くば)島),赤尾嶼(せきびしょ)(大正島),北小島,南小島の無人島と,沖ノ北岩,沖ノ南岩,飛瀬(とびせ)などの若干の岩礁を含み,全島が火成岩からなる。1895年に沖縄県に編入され,1900年諸島の調査を行った沖縄師範教諭の黒岩恒(ひさし)(1858‐1930)によって尖閣と命名された。…

※「大正島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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