大犯(読み)タイボン

デジタル大辞泉 「大犯」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぼん【大犯】

《「だいぼん」とも》大きな罪。重大な罪。大罪
「この重衡卿―の悪人たるうへ」〈平家一一

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大犯」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぼん【大犯】

〘名〙 (「ぼん」は「犯」の呉音。「たいぼん」とも) 中世において、特に重大と考えられた犯罪殺人放火、盗みが代表的なもので、大犯三箇条と称されることが多かった。
※高野本平家(13C前)一一「抑此重衡卿者大犯(ダイボン)の悪人たるうへ」

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