大町五丁目(読み)おおまちごちようめ

日本歴史地名大系 「大町五丁目」の解説

大町五丁目
おおまちごちようめ

[現在地名]仙台市一番町いちばんちよう三丁目

大町四丁目の東、大町通の両側町で、北裏・南裏ともに侍屋敷が並ぶ。寛永九年(一六三二)の連署状(石母田家文書)に当町の太左衛門の名がみえる。当町用捨の油の売買は延宝三年(一六七五)に売散しとなったが、その後も油を扱う他町商人から「しめとう一ツニ付一ケ年二切宛」を徴収することができた(連署申渡状写「仙台市史」所収)。同元年には弥藤善四郎が南材木みなみざいもく町の用捨であった煙草の問屋立てを許され、同町には毎年問屋代二七貫文を払った(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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