大茶屋(読み)おおぢゃや

精選版 日本国語大辞典 「大茶屋」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぢゃやおほ‥【大茶屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芝居小屋の表正面の側にあって、格式の最も高い芝居茶屋。内には板場を設けて客の料理を作り、また、中茶屋(なかぢゃや)、小茶屋(こぢゃや)と区別するために長提灯(ながちょうちん)をつるして目標にした。⇔小茶屋。
  3. 江戸時代大坂官許によらない遊里の大きな色茶屋。⇔小茶屋。
    1. [初出の実例]「扨大茶やは云ふに及ばず、小茶屋の内義にも女郎には呑込人多く」(出典:洒落本・秘事真告(1757頃)島の内の相)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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