大野[市](読み)おおの

百科事典マイペディア 「大野[市]」の意味・わかりやすい解説

大野[市]【おおの】

福井県東部の市。1954年市制。九頭竜(くずりゅう)川上流の大野盆地にある中心市街は天正年間,金森氏築城以来の城下町で,街路は碁盤目状をなす。地下水が豊富で,市内各所に清水(しょうず)がわき,水路も発達して風光にすぐれる。越美北線が通じる。古くから奉書羽二重の産地で,現在も合成繊維を主とする繊維工業が盛んで,近年は電気機器工業が発展している。ツツジ名所でスキー場がある六呂師高原,九頭竜峡,真名峡九頭竜ダムがある。400年の伝統をもつ七間通りの朝市は有名。2005年11月大野郡和泉村を編入。872.43km2。3万5291人(2010)。
→関連項目牛原荘

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