大黒傘(読み)ダイコクガサ

デジタル大辞泉 「大黒傘」の意味・読み・例文・類語

だいこく‐がさ【大黒傘】

近世大坂の大黒屋が大黒天の印を押して売り出した番傘。粗末だが丈夫な作りで、江戸では番傘の総称になった。

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精選版 日本国語大辞典 「大黒傘」の意味・読み・例文・類語

だいこく‐がさ【大黒傘】

  1. 〘 名詞 〙 近世、大坂の傘師大黒屋が作り大黒天の印を押して売り出した番傘。江戸では番傘の総称となった。つんぼ傘。壺屋傘。
    1. [初出の実例]「左の手にてにばなやとかいたる大こくがさを持そへ」(出典:洒落本・見通三世相(1796か)中幕)

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