天の浮き橋(読み)アマノウキハシ

デジタル大辞泉 「天の浮き橋」の意味・読み・例文・類語

あま‐の‐うきはし【天の浮き橋】

高天原地上との間に架かっていたという橋。
「―の上に立たして」〈神代紀・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「天の浮き橋」の意味・読み・例文・類語

あまの【天の】 浮橋(うきはし)

  1. 天上と地上との通路として、かかっていると信じられていた橋。
    1. [初出の実例]「神代よりかはらぬ春のしるしとてかすみわたれるあまのうきはし〈後嵯峨院〉」(出典:続後撰和歌集(1251)春上・一一)
    2. 「伊弉諾(いざなぎ)伊弉(いざなみ)の男神女神の二神(ふたはしら)、天(アマ)浮橋(ウキハシ)の上にして」(出典太平記(14C後)二五)

天の浮橋の補助注記

はし」は「梯(はし)」の意かともいわれている。

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