天の逆手(読み)アマノサカテ

デジタル大辞泉 「天の逆手」の意味・読み・例文・類語

あま‐の‐さかて【天の逆手】

まじないをするときに、普通とは違った打ち方をする柏手かしわで。具体的な打ち方は未詳
「―を打ちてなむのろるなる」〈伊勢・九六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天の逆手」の意味・読み・例文・類語

あまの【天の】 逆手(さかて)

呪術(じゅじゅつ)一つで、普通とは逆の柏手の打ち方をすること。呪い動作とされているが、具体的な打ち方については未詳。
古事記(712)上「即ち、其の船を蹈み傾けて、天逆手(あまのさかて)青柴垣(あをふしかき)に打ち成して、隠りき」

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