天の邪鬼(読み)アマノジャク

デジタル大辞泉 「天の邪鬼」の意味・読み・例文・類語

あま‐の‐じゃく【天の邪鬼】

2原義
わざと人に逆らう言動をする人。つむじまがり。ひねくれ者。
民間説話に出てくる悪い鬼。物まねがうまく、他人の心を探るのに長じる。あまんじゃく。
毘沙門天びしゃもんてんよろいの腹の辺りにある鬼の面。また仏像で、仁王などの仏法守護神に踏みつけられている小鬼。
[類語]へそ曲がり偏屈気むずかしいつむじ曲がり捻くれ者拗ね者

あま‐の‐じゃこ【天の邪鬼】

あまのじゃく」に同じ。
「―重きに耐へし我が身も音をこそ泣かめ人は恨みじ」〈仮・仁勢物語・下〉

あま‐の‐ざこ【天の鬼】

あまのじゃく」に同じ。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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