精選版 日本国語大辞典 「天川・天河」の意味・読み・例文・類語 あま‐の‐がわ ‥がは【天川・天河】 〘名〙 (古くは「あまのかわ」とも)① 銀河(ぎんが)を、天空の川に見たてた呼び名。七月七日の夜、牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)がこの川を渡って年に一度逢うという、七夕(たなばた)伝説がある。銀漢。天漢。《季・秋》※万葉(8C後)一五・三六五八「夕月夜(ゆふづくよ)影立ち寄り合ひ安麻能我波(アマノガハ)漕ぐ舟人を見るが羨(とも)しさ」※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)越後路「荒海や佐渡によこたふ天河」② 「七夕(たなばた)」、また「七夕祭(たなばたまつり)」のこと。※雑俳・柳多留‐一八(1783)「四方からふでをつっこむ天の川」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報