出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
中国で古くから用いられた概念で,今日の天文学,天文現象などの用語の起源をなす。《易経》賁の卦に〈天文を観て以て時の変を察す〉,また《易経》繫辞伝に〈仰いで以て天文を観,俯して以て地理を察す。是の故に幽明の故(こ)を知る〉とあるのにもとづく。宇宙空間に存在する日月星辰は一定の秩序にしたがって運行しつつ時々刻々変化の相を表す。人間はこのような〈天の文様〉のなかから,国家や個人の運命に関する啓示を読みとることができるとされる。ここから天文観察は政治の一環として発達した。《史記》天官書以来歴代の正史が〈天文志〉〈天象志〉などをそなえるのは,そのためである。天文の範囲には天体だけでなく,風,雲,雨,雪,雷など地表の気象も含まれる。
→人文
執筆者:谷川 道雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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